【2025年】ビジネスチャットのおすすめ10製品(全69製品)を徹底比較!満足度や機能での絞り込みも
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何百万もの人々にとっての仕事の現場、それが Slack です。 世界で急成長している数多くの企業が、仕事をよりシンプルに、より快適に、より有意義にするために、AI を搭載した会話型プラットフォームである Slack を選択しています。Slack 内では毎日 7 億件以上のメッセージが送信され、300 万件近くのワークフローが実行されて、さまざまな仕事が前に進んでいます。あらゆる業界のあらゆる規模のチームが、成長と生産性向上のためにこのプラットフォームを利用しています。 Slack をチームで活用することで、次のことが可能になります。 * どこからでもアクセスできる、安全性の高い検索可能な 1 つの場所に、コミュニケーションを集約する * Slack AI により、チームの集合知を活用して生産性をさらに高める * コーディングなどの技術的なスキルを必要とすることなく、定型業務を自動化する * すでに使用しているアプリやツールを Slack と連携させて、円滑に仕事を進める
生成AI機能
AIエージェントによる業務実行自然言語指示を理解し、AIエージェントが各種SaaSやシステムを連携して業務を自動実行。生成AI機能満足度3.315
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4.3
機能満足度
平均:4.1
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4.2
使いやすさ
平均:4.1
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4.3
導入のしやすさ
平均:4.3
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3.6
サポート品質
平均:3.6
- フリー:0円/月
- プロ:925円/
- ビジネスプラス:1600円/
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比較
『Chatwork』は、仕事上のコミュニケーションを円滑にするビジネスチャットです。 直感的に使えるデザインのため、チャットに慣れない方・初めて使う方もスムーズに操作が可能。 また、「担当者」「期限」を設定してタスクを登録できるため、対応漏れを防ぐことができます。 【特長】 ■大規模組織の運用は管理者機能で安心 ■円滑な情報共有により意思決定が加速 ■チャットでコミュニケーションが活発に ■業務効率を上げ大幅なコスト削減を実現 ※詳しくはPDFをダウンロードして頂くか、お気軽にお問い合わせください。 ご連絡の際は、お問い合わせフォームよりお願いいたします。
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世界で3億人/月が利用する、Web会議、チャット、ウェビナー、ファイル共有、固定電話や携帯電話への通話*ができるアプリで、日経225企業の94%が導入済です。1対1のチャット、グループ チャット、音声通話、ビデオ会議など、そのときにベストな方法でチーム内の意思疎通を図れるコミュニケーションハブとして、働き方改革2.0、社内DXを導入する目的にも最適です。また、御馴染みの Word、Excel、PowerPoint、Outlook、SharePoint などの Microsoft 365 のアプリやサービスとの連携もスムーズ、直接アクセス可能、共同編集も簡単。また、365 が提供するエンドツーエンド セキュリティ、IT 管理者向けコントロール、コンプライアンス、情報保護を利用することができます。 固定電話や携帯電話への通話*には、別途サービスを提供している通信キャリアとの契約が必要になります。
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チャットやスタンプはもちろん、掲示板、カレンダー、アドレス帳、アンケートなど、現場で活用できる充実したグループウェア機能を揃えたビジネスチャットです。コミュニケーションアプリ「LINE」のような使いやすさを保ちながら独自に開発・提供を行っており、ユーザーの教育も最小限に導入したその日から誰でもすぐに使えます。PCやタブレットのほか、スマートフォンだけでもほとんどの機能が使えるため、オフィスワークだけでなく、拠点や店舗などPCを使う時間の少ない「現場」での活用が進んでいます。無料版、有料版(スタンダード・アドバンスト)があり、無料でもほとんどの基本機能を使うことができ、顧客や取引先など社外とのやりとりにも活用していただけます。 富士キメラ総研「ソフトウェアビジネス新市場2018〜2023年版」では、2017年度~2022年度まで6年連続で有料ビジネスチャット国内シェアNo.1を獲得しました。
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IP Messengerとは、プロトコルにTCP/IPを利用するメッセンジャーツールで、合同会社FastCopy研究所が開発・配布しているフリーソフトです。一般的なメッセージアプリが、インターネット上の外部サーバへの接続を必要とすることに対し、IP MessengerはIPアドレスを介して同一LAN内の端末と直接通信するため、ネットワークがインターネットに接続していなくても利用することができます。ファイルの送信機能や、開封通知、不在通知、複数宛先への同時送信などの機能を持ち、高速のログ検索も可能。セキュリティ上の理由で外部と遮断された環境など、主にシステム開発関連の業界で導入されています。
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NTT西日本のビジネスチャット elgana(エルガナ)は、2020年4月から提供を開始して以来、さまざまな利用シーンでコミュニケーションチャットとしてご活用いただいています。シンプルで使いやすい操作性で、DX(デジタルトランスフォーメーション)のはじめの一歩を後押しするビジネスチャットです。 ▼誰でもかんたん!シンプルな操作性▼ 直感的に操作でき、チャットツールに慣れていない人でもすぐに使えます。 ファイル一覧機能、メッセージ検索機能、クリップ機能など大事なメッセージやファイルをすぐに見つけられる機能が充実。 ビジネスにおけるスムーズなコミュニケーションを実現し、業務効率化をサポートします。 elganaでできること ご紹介ページはこちら →https://elgana.jp/function/ ▼安心のセキュリティ▼ 国内のデータセンターで運用。 機能面でも、端末にデータを残さない設定により万が一携帯電話やPCを紛失した場合でも情報漏えいを防ぐことができます。 また、電子透かし機能も搭載しており、スクリーンショットが行われた場合などに行動を検知。無断転載を予防します。 elganaのセキュリティ ご紹介ページはこちら →https://elgana.jp/security/ ▼充実のサポート体制▼ 社内にIT人材がいないから導入や運用が不安、管理者の負担を軽減したいなどのご要望にもしっかりお応えします。 導入時のシステム設定やユーザー登録をサポートさせていただくのはもちろん、お客さまで実施していただくユーザー登録などを代行するサービスもございます。 面倒な設定はまるっとお任せ。スムーズな導入を強力に支援します。 elganaのサポート体制 ご紹介ページはこちら →https://elgana.jp/security/#administrator _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ お問い合わせはこちら→https://form.elgana.jp/inquiry _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
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アプリの構築・実行・管理・最適化が可能なクラウドプラットフォームとして高い評価を得ています。 ・Sales Cloud、Service Cloudで培われた実績のあるプラットフォームを、PaaSとして提供 ・業界や顧客の要求する仕様に合わせ、セキュリティや信頼性、コンプライアンスを確保するためのレイヤーを追加したり、AIの力を組み込んだ社員向けアプリが、ビジネスの自動化と顧客動向の把握を強力にサポート。 ・人事、財務、ITなど、あらゆる部署に対応。
生成AI機能
その他その他のAI機能を搭載生成AI機能満足度-0
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【グループウェアの特徴】 1. ビジネスチャット、テレビ会議、ファイル共有、スケジュール・タスク管理、会議室予約、付箋、キャプチャー、必要なツールを使いやすく統合したグループウェア(必要アプリのコスト削減) 2. インストールするだけで社内ユーザーを自動認識 (オンプレミス/クラウド共に) 3. すぐにチャットやテレビ会議が利用できる (難しい設定一切不要) 4. オンプレミス or クラウドを使い分けるハイブリッドモデル (セキュリティを重視し機密情報を扱うチームはオンプレミスで、営業先・テレワークなど社外でも利用するチームはクラウド&モバイルを利用する、といった使い分けができる) 5. 法人向けグループウェアとして、導入実績多数 (大企業、銀行、IT、優良企業、大学、病院、官公庁、公共機関で導入実績多数) 【機能概要】 ■ ビジネスチャット ・LAN 内のユーザーを自動認識し、暗号化されたメッセージの送受信が可能。IP Messenger とファイル・フォルダ転送もできる。 ・アイコンでさっと返信でき、また好みのメッセージを登録し素早く送信できる。メールには無い、ビジネスチャット特有の機能でコミュニケーションを活性化。 ■ テレビ会議・ビデオ通話 ・ビジネスチャットとビデオ通話が連携! Chat&Messenger はクライアントユーザーを自動認識しますので、人事異動、入社時でも管理の手間が不要。 ・スマートフォンのカメラを使って、工事現場や倉庫など、外部の映像を映しながら、社内PCと通話することができる。 ■ ファイル共有・文書管理 ・ビジネスチャット と ファイル共有・文書管理がシームレスに統合。チャットで流れていく情報を文書管理へストック!! ■ カレンダー・スケジュール管理・会議室予約 ・チャットメンバーの公開スケジュールを閲覧し、空き時間に スケジュール予約が可能。 ・スケジュール予約と同時に会議室予約もできる。
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【最新機能でコミュニケーションの壁を取り除く】 WowTalkは2024年4月に生成AIチャットサービス「WowTalk AI」の提供を開始。さらに感謝・称賛を可視化する「ワウコインギフト」のリリースをおこないました。 【誰もが使いやすいビジネスチャット】 WowTalkは「シンプルな操作性」と「働く人の多様性に配慮した豊富な機能」を持つビジネスチャット・社内SNSです。 【AI導入の背景】 テレワークの普及や雇用形態の多様化により、担当者への社内問い合わせの増加傾向を受け、本来取り組むべきコア業務の遂行に支障をきたす企業課題が見えてきました。そこで、弊社でも早い段階からChatGPTを活用した機能の開発に着手し、テスト運用を経て、2024年4月2日より生成AIチャットサービス「WowTalk AI」の提供を開始しました。 【福利厚生にも活用】 また、コロナ禍をきっかけに非対面のコミュニケーションが増えたことで、チャットを通して誰かに感謝・称賛を伝えやすくする「サンクス機能」の開発に着手。「ありがとう」を伝えた数だけ貯まるサンクスポイントを社内通貨と変換し、福利厚生に利用できる「ワウコインギフト」を新たにリリースいたしました。”ありがとう”や”感謝”をWowTalkを通じて可視化することで、心理的安全性に配慮した働きやすい環境づくりをサポート。会社の生産性を最大化し「誰もが自信をもって働ける環境」の実現を目指しています。 【業界・業種を問わず利用企業10,000社以上】 「トーク」「共有(掲示板)」「無料通話」「タスク管理」「安否確認」「日報」などの基本機能に加え、必要に応じて各種機能の有効範囲を個人単位で指定できるなど、機密保持に優れたセキュリティ管理機能を完備し、中堅から大企業でも安心してご利用いただけます。コミュニケーションにおける必要な機能を網羅しながら、シンプルな見た目、操作性を実現しているWowTalkは幅広い業界・業種でご利用頂き、2024年3月時点で導入社数は10,000社を突破いたしました。 【法改正に合わせた新機能も搭載】 その他にも、社員のハラスメント相談、内部通報の連絡手段として便利な「匿名相談」や、スマートフォンをトランシーバーや無線機のように複数人との会話もできる「プッシュトーク」など新機能もぞくぞくと搭載しております。 【無料の導入サポートも魅力】 何が課題で、どのようにビジネスチャットを活用することで、どんな課題が解決できるのか、という点から一緒に考えさせていただきます。無料相談も受け付けておりますので、ぜひ気兼ねなくお問い合わせください。
生成AI機能
テキストコンテンツ生成AIが登録ファイル内の画像を読み取り、画像付きで回答を生成します。写真やイメージ画像があることで、直感的に内容を理解することが可能です。生成AI機能満足度4.52
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「ChatLuck(チャットラック)」は、個人間やチーム、社内外のコミュニケーションを促進するビジネスチャットツールです。 最大の特長は高セキュリティであること。アクセス制限やネットワークポリシーの設定、端末認証、セキュアカメラの搭載など、グループウェア「desknet's NEO(デスクネッツ ネオ)」を提供するネオジャパンの開発ノウハウを生かし、重層的な高安全性を実現。安心の利用環境下で、Webブラウザ、スマートフォン専用アプリから、いつでもどこでもメンバーとのリアルタイムコミュニケーションが行えます。 直感的に使えるやさしい仕様と多彩な機能に加え、クラウド/オンプレミスいずれの形態の導入も可能で、高い機密性が求められる要件にも対応でき、製造業、サービス業から地方自治体まで、業種・規模を問わず多くの方々にご利用いただいています。 ツールで働き方は変わる。その実感をあなたの手に。ChatLuckが働き方改革を促進します。
生成AI機能
テキストコンテンツ生成テーマやキーワードから自然な文章をAIが自動生成。大量・多様なコンテンツを短時間で作成。生成AI機能満足度3.01
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ビジネスチャットの基礎知識
ビジネスチャットとは、ネットワークを介してリアルタイムコミュニケーションを実現するチャットツールのうち、ビジネス用途に特化したものを指します。組織のメンバーが離れた場所にいても、主に文字による情報のやり取りにより、円滑にコミュニケーションを取ることができ、複数名でのグループチャットも可能です。
組織に合わせたグループの作成やファイルの共有、利用者の権限設定など、ビジネスでの利用を想定した機能を多く備えており、単純な連絡手段としてだけでなく、業務の効率化を図るために有効なツールとして多くの企業で利用されています。
- ビジネスチャットツールのメリット
- リアルタイムでの情報共有
- 地理的制約の解消
- 複数人でのコラボレーションの強化
- 情報の整理とアーカイブ
- セキュリティ面の強化
- ビジネスチャットツールのデメリット
- 情報過多によるストレスの増加
- 非効率的なコミュニケーションの増加
- 過去の情報の検索難易度
- 技術的なトラブルへの対応
- セキュリティの課題
- ビジネスチャットとメールの比較
- 導入事例と従業員数別の傾向
- ビジネスチャットの活用シーン
- 活用シーン1:メールより迅速に社内外のコミュニケーションを円滑化できる
- 活用シーン2プロジェクトごとのグループにより、質の高い、スピード感のある仕事ができる
- 活用シーン3:音声やビデオ通話により、場所にとらわれないシームレスなやり取りが可能となる
- ビジネスチャットの選定ポイント
- ビジネスチャットの機能
- 1. コミュニケーション
- 2. アクセス制御
- 自社に合った製品の選び方
- 操作性
- 導入済みの製品との連携
- セキュリティ
- 代表的なツールの比較
- Chatwork
- LINE WORKS
- Microsoft Teams
- Slack
- ビジネスチャットツールと関連のあるソフトウェア
ビジネスチャットツールのメリット
ビジネスチャットツールは現代の組織において、迅速かつ効果的なコミュニケーションをサポートするツールとしての役割を果たしています。以下に、その主要なメリットを詳述します。
リアルタイムでの情報共有
ビジネスチャットツールはリアルタイムに情報を共有することができるため、緊急の案件や変更点を即座に伝えることが可能です。これにより、作業の遅延やミスの発生を大幅に減少させることができます。
地理的制約の解消
ビジネスチャットツールを使用すれば、場所を問わずにコミュニケーションをとることができます。これにより、リモートワークや異なるオフィス間でもスムーズな情報のやり取りが実現します。
複数人でのコラボレーションの強化
グループチャットの機能により、複数のメンバーと同時にディスカッションを進めることができます。これにより、チームでの意見交換や合意形成を効率的に行うことができます。
情報の整理とアーカイブ
多くのビジネスチャットツールには、過去のチャット履歴を保存し検索可能な機能があります。これにより、重要な情報を後から確認することが容易になり、業務の進行に役立てることができます。
セキュリティ面の強化
ビジネス用途に特化したチャットツールは、セキュリティ面での要件が厳格であるため、機密情報の取り扱いも安全です。多くのツールは暗号化技術を採用しており、外部からの不正アクセスを防ぐ仕組みが整っています。
これらのメリットにより、ビジネスチャットツールは組織の生産性向上や業務効率化を実現する強力なツールとして活用されています。
ビジネスチャットツールのデメリット
ビジネスチャットツールは多くのメリットを持つ一方で、特定の状況や使用方法によってはいくつかのデメリットも持っています。以下に、ビジネスチャットツールの主要なデメリットを詳述します。
情報過多によるストレスの増加
リアルタイムでの情報共有は効率的なコミュニケーションを実現しますが、常に新しいメッセージが流れてくることで、情報の過多となり、ユーザーのストレスや焦燥感を引き起こす可能性があります。
非効率的なコミュニケーションの増加
ビジネスチャットツールを使用することで、必要以上のコミュニケーションが生じることがあります。これにより、本来の業務に集中できない場合があります。
過去の情報の検索難易度
過去のチャット履歴が保存されることはメリットの一つですが、膨大な量の情報から必要なデータを探し出すことが難しくなることもあります。
技術的なトラブルへの対応
ネットワークの障害やソフトウェアの不具合など、技術的なトラブルが発生した場合、コミュニケーションが一時的に途絶えるリスクがあります。
セキュリティの課題
多くのビジネスチャットツールはセキュリティ対策が施されていますが、ユーザー側の不注意や管理の不備により、情報漏洩のリスクが生じる可能性があります。
これらのデメリットを避けるためには、ツールの選定や導入時の設定、そしてユーザー教育が重要です。ビジネスチャットツールの正しい使用方法を学び、効果的なコミュニケーションを目指しましょう。
ビジネスチャットとメールの比較
組織の内外を問わず、コミュニケーションを取るためのツールとしては、以前からメールがよく利用されていましたが、昨今ではプライベートでも知人との連絡にチャットツールを活用するケースが増えており、その手軽さからビジネスでも利用が増えています。
ビジネスチャットの大きな特徴として、メールよりもリアルタイムなコミュニケーションに適していることが挙げられます。宛名やあいさつ文、署名など、定型化されたフォーマットやメールマナーに則して記載することが多いメールに比べて、「ビジネスチャット」では簡潔な表現や絵文字、スタンプの利用などにより、対面での会話に近い、よりフランクで手軽なコミュニケーションを取ることができる点が特徴です。最近では、チャットツールにビデオ通話や音声通話機能を備えるツールも増えてきており、より利便性が高くなっています。
また、スマートフォン用のアプリが提供されているツールも多く、PCだけでなくスマートフォンからでも手軽に連絡が取れることも特徴の1つです。近年の若者には、家に固定電話がなく電話応対が苦手な人や、スマートフォンしか利用したことがなくPCが使えない人が増加しているといわれるが、そのような若い世代にとって取り組みやすいコミュニケーション手段であることもメリットの1つといえます。
その一方で、メールに比べてすぐに返事をしなければいけない、といった感覚に陥りやすくなったり、多数のグループに属していて、他のメンバーによる大量のやり取りを確認するのに時間を要してしまったりと、迅速なコミュニケーションを取ることができるがゆえに生じるデメリットも存在します。また、「ビジネスチャット」と異なり、同じツールを利用しているメンバー間でないとコミュニケーションを取ることもできません。
ビジネスチャット |
メール |
|
---|---|---|
スピード | ビジネスチャット手軽・迅速 一度やり取りした相手にはすぐメッセージを送れる |
メール形式的で時間を要する 宛先メールアドレスの入力が必要 |
やり取りの後追い | ビジネスチャット同じグループでのやり取りはひとつの場(スレッド)に残るのでスクロールして確認できる | メール1通1通開いて確認する必要がある |
資料の共有 | ビジネスチャット手軽にファイルを送信できる ストレージ機能を利用することでいつでも参照できる |
メールメールに添付することができる 後で確認する場合、添付したメールを探さなくてはいけない |
通話コミュニケーション | ビジネスチャットリアルタイムにやり取りができる 音声通話・ビデオ通話のあるツールやプランもあり |
メールリアルタイム性に乏しい |
心理的距離 | ビジネスチャットフランクなやり取りがしやすいため距離が近い | メールチャットに比べてフォーマルなやり取りに向いている |
導入事例と従業員数別の傾向
以下は、代表的なビジネスチャットのレビューから、どの企業の社員がどのツールを利用しているかを列挙したものです。また、グラフはレビューした人の企業の従業員規模別の割合を示しています。
2020年5月時点のデータを基に算出
ビジネスチャットの活用シーン
活用シーン1:メールより迅速に社内外のコミュニケーションを円滑化できる
ビジネスチャットがもたらす効果の1つは、今までメールや対面で行っていたやり取りの円滑化です。日常の連絡手段を、メールからビジネスチャットに置き換えることで、社内外問わず、より手軽で迅速なコミュニケーションが生まれます。
活用シーン2プロジェクトごとのグループにより、質の高い、スピード感のある仕事ができる
プロジェクトごとにグループをつくり、グループ内でのチャットの他、議事録や資料、プロジェクトのスケジュールなどを共有することができます。定期的な会議の場以外で、コミュニケーションを取る機会が増えることから、仕事の質も高められます。またグループ内の特定のメンバーを指定して会話を投げかける機能(メンション機能、to機能)を使うことで、誰に向けて答えを求めているのかが明確になり、メールでは難しい、スピード感のある仕事を実現することが可能です。
活用シーン3:音声やビデオ通話により、場所にとらわれないシームレスなやり取りが可能となる
ビジネスチャットがあれば、文字のやり取りに加え、音声通話やビデオ通話が可能です。お互いの顔を見て話せることはもちろん、画面を共有することで、全員で同じ資料を見ながら意見交換できるため、リモートワークの社員や遠方の顧客とも、距離を感じさせないコミュニケーションを実現できます。
▼ビデオ通話の様子
Slackの使い方より
ビジネスチャットの選定ポイント
ビジネスチャットの機能
ビジネスチャットとひと言で言っても、その機能は製品によって多種多彩です。チャット機能に特化した製品もありますが、業務改善のためのツールの1つの機能としてチャット機能を有している製品もあります。
1. コミュニケーション
機能 |
解説 |
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チャット | 1対1もしくはグループ内において、リアルタイムでテキストをやりとりできる。また、グループチャット中に特に読んでほしい相手をメンションで指名しつつ、グループ全体へメッセージを送信する |
他ユーザーのプロフィール確認 | 組織内の他ユーザーのプロフィールを参照できる |
既読/未読のステータス表示 | メッセージが読まれたかどうかのステータスを表示する |
メッセージ受信の通知 | 画面表示/通知音、あるいは電子メールへの送信などでメッセージの受信を知らせる |
プレゼンス | 個々のユーザーのプレゼンス(在席状況)を確認できる |
ファイル共有 | 画像、動画などのファイルをアップロード/ダウンロードできる |
タイムライン | 参加している全グループへの投稿をまとめて、時系列などの形式で表示できる |
メッセージの検索 | 過去にやりとりしたメッセージに対して、キーワード、ユーザー、タグなどを用いて検索を行える |
スタンプ | 用意されたイラストなどを用いて、文字入力を省略したり、微妙なニュアンスを伝えたりできる |
タスク管理 | 自分が行うべきタスクや相手に依頼したいタスクを管理し、優先度や部門別などで確認できる |
社外ユーザーの招待 | 社外ユーザーのメールアドレスを使い、組織内のチャットルームに招待する |
2. アクセス制御
機能 |
解説 |
---|---|
ユーザー管理 | 管理者が組織内ユーザーの追加・変更を行ったり、利用状況や操作履歴などを確認したりできる |
セキュリティ管理 | 利用デバイスやIPアドレスなどによるアクセス制限、部署単位やユーザー単位で利用可能な機能を制限できる |
二要素認証 | IDとパスワードに加え、登録された電話番号へ確認コードを送り、そのコード入力による二段階の認証を設けることで成りすましの登録を防ぐ |
リモートワイプ | デバイスの紛失や盗難の際リモートからチャットルームやデータを削除する |
自社に合った製品の選び方
ビジネスチャットは、製品によって利用できる機能・特徴が大きく異なるため、ビジネスチャットの導入を検討する場合は、自社が必要としている機能や特徴をその製品が有しているかどうか、事前に十分確認する必要があります。導入に当たりチェックしておきたいポイントは以下の通りです。
操作性
機能が豊富でも、自社のメンバーが使いこなせなければ意味がありません。そのため、ツールの操作性は非常に重要です。例えば、LINE WORKSは、日本で広く普及するコミュニケーションツールであるLINEと操作性が似ているため、LINEを使用している場合は使い始めることが難しくありません。一方、Slackは、機能が豊富で、多くの外部ツールと連携できたり、プログラムのソースコードを見やすい形で送信できたりするなど、ITリテラシーの高い層に人気があります。
導入済みの製品との連携
既に自社で導入している製品もビジネスチャットを導入する上で重要になる場合があります。例えば、Slackは連携可能な外部アプリケーションの数が非常に豊富です。既に自社で利用している製品をSlackと連携させることで、さまざまな通知をSlackで管理したり、Googleドライブなどのクラウドストレージ上のファイルを、Slackから直接操作することができます。
また、自社でMicrosoft 365(旧Office 365)を導入している場合には、Microsoft Teamsが有力な候補になるでしょう。Microsoft TeamsはMicrosoft 365の主要なプランに含まれているため、追加コストが発生することなく利用できます。製品としても完成度が高く、ビデオ会議のツールとしても利用者が増えています。
セキュリティ
ビジネスで使用する場合、セキュリティも外すことのできないポイントです。例えば、グループチャットに社外メンバーにも参加してもらう場合、権限設定には十分配慮する必要があり、柔軟な権限設定ができることが求められます。主要なビジネスチャットの製品は、どれもセキュリティに関する機能が充実していますが、プランによって管理できる内容が異なることもあるため、自社の状況に合わせてトライアル期間に確認することが重要です。
代表的なツールの比較
当サイトでもレビューの多い、代表的なビジネスチャットツールの特徴を紹介します。
Chatwork
Chatwork(チャットワーク)は、導入企業が26万社を超える国産ビジネスチャットツールです。Slackと近い時期にサービス提供が開始されたことから、国内ではSlackとよく比較されてきました。チャット機能以外にも、Slackにはないタスク管理やファイル管理、音声通話・ビデオ通話機能があり、分かりやすいインターフェースにまとめられています。外部のメンバーを招待して共同で作業することも想定されており、外部のメンバーとタスクを共有することができます。無料版では、作成できるグループ数に制限がある他、複数名での音声通話・ビデオ通話ができないなど、機能面に制限があります。
LINE WORKS
LINE WORKSは、日本のLINEが提供するビジネスチャットツールです。LINEのインターフェースを踏襲しており、LINEを使い慣れたユーザーには操作がしやすいという特徴があります。また、チャット機能以外にも、タスク管理やスケジュール管理、ファイル管理などの機能があり、ビジネスで必要とされる機能を網羅しています。LINE WORKSは、無料版と有料版があり、無料版でも十分に機能が充実していますが、有料版ではより多くの機能が使えるようになります。
Microsoft Teams
Microsoft Teams(マイクロソフトチームズ)は、Microsoft 365に含まれるアプリケーションの1つで、発表が2017年と他のツールに比べて後発の製品です。ただ、Microsoftは特に力を入れて開発しており、2019年には利用者が2,000万人を突破し話題になっています。
Outlookなど他のOffice製品との連携や、音声通話・ビデオ通話も備えた多機能コミュニケーションツールで、既にMicrosoft 365を利用している企業では追加コストが発生しません。外部連携やストレージ容量に制限はあるものの、無料版でも主要な機能を利用できる点も魅力です。
Slack
Slack(スラック)は、2013年に誕生したコミュニケーションツールで、今では世界中で利用されています。豊富な機能、多彩な外部アプリケーション連携、柔軟なカスタマイズ性が特徴で、特にIT業界やエンジニアの利用者が多い傾向があります。基本的な機能は無料で利用できますが、検索可能なメッセージが10,000件までとなっており、それ以上になると過去のメッセージを確認できません。また、無料版では、複数名で音声通話・ビデオ通話を利用することはできません。
Slack、Microsoft Teams、Chatwork、LINE WORKSの比較はこちらから
ビジネスチャットツールと関連のあるソフトウェア
Web会議システム:インターネットを介して遠隔地にいる相手と音声やビデオなどの情報をリアルタイムにやり取りできるツールです。
ビジネスチャット導入時のROI・費用対効果の算出方法
1.ビジネスチャット導入でメール利用コスト課題解決を重視する場合
一般的には、全ての連絡がチャットに移行できるわけではないため、メール総量に対し、どの程度がチャットに移行できるかの判断が必要になってきます。これを踏まえ、費用対効果は下記の計算式で算出します。

(A)メール送信に要している人件費 =
利用人数 × 送信通数 × 送信1回あたり作業時間 × 1分あたり人件費
●計算の例
・利用人数:200人
・送信通数:1日あたり平均12通、年間(260日)で2860通 *
・送信1回あたり作業時間:6分 *
・1分あたり人件費:時間あたり4000円として約66円
200 [人] × 6 [分] × 12 [通] × 66 [円] × 260 (日)= 247,104,000 [円]
※1日平均メール通数、作業時間は「ビジネスメール実態調査2018」(一般社団法人日本ビジネスメール協会)を参照
(B)ビジネスチャット導入後のチャット送信に要する人件費 =
チャット送信1回あたり人件費 × チャット送信件数
・チャット送信1回あたり人件費
チャット送信に要する時間:0.5分
200 [人] × 0.5 [分] × 11 [回] × 66 [円] × 260 (日) = 18,876,000 [円]
・チャット送信件数:メール送信の3割が代替できるとして1日あたり3.6回、
メールよりもやりとりの回数が増加する傾向を考慮してその約3倍で11回とする
(C) ビジネスチャット導入後にも残るメール送信に要する人件費 =
導入前のメール送信人件費 × チャットで代替できない送信の割合(%)
・チャットで代替できない送信の割合:70% (メール送信通数の30%がチャット代替可能として、70%)
247,104,000 [円] × 0.7 = 172,972,800 [円]
(D)ビジネスチャット利用料(初期費用なしの場合) =
利用人数 × 月額料金 × 12 (カ月)
■注意ポイント:導入企業ではメールシステムを廃止した企業がある一方、10%ほどしかチャットに切り替えられていない企業もある。業務内容や社内文化によって活用頻度は異なるため、一定期間ビジネスチャットを試用して、適切に効果を算出した方が望ましい
2.社内会議のチャット代替、および会議用資料の事前共有を行う場合
ビジネスチャットのグループ内では常に情報共有と議論が可能だ。定例会議など会議の一部をチャットで代替したり、事前に会議用資料をファイル共有して会議時間を短縮するといった効果も算出可能だ。

(A)会議の全体コスト
会議時間 × 出席者の時間あたり人件費 + 移動費と移動中の人件費 + 会議用資料作成・配布費
(B)チャットとファイル共有機能により削減できる会議コスト
上記(A)の計算式から、従来は必要だった下記がゼロとなる
・移動交通費と移動中の人件費
加えて、全てゼロになるわけではないが、下記の項目も削減が見込める
・会議時間(チャット上で議論や状況共有ができることにより会議数・時間自体の削減効果が見込める)
・会議用資料配布費(人件費や紙コスト)
ROI・費用対効果を算出する際には、ぜひこれらのケースを参考にしていただきたい。
また、ITreviewでは稟議起案時にROI・費用対効果の算出など参考情報としてそのまま添付できるサポートコンテンツを無料配布中だ。下記にてダウンロード後、稟議の起案にお役立ていただきたい。
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